icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻4号

2005年04月発行

文献概要

特集 脊椎脊髄病学 最近の進歩 2005(第33回日本脊椎脊髄病学会より) REVIEWs

患者の立場から見た70歳以上の腰部脊柱管狭窄のQOL

著者: 国分正一1 中井定明2

所属機関: 1東北大学大学院医学研究科・医学部外科病態学(体性外科学) 2藤田保健衛生大学整形外科学教室

ページ範囲:P.459 - P.463

文献購入ページに移動
 現在,わが国では世界に類を見ない高齢化が進行中ですが,高齢者が生きる上には移動能力を確保することが最重要です.腰部脊柱管狭窄症は,ありふれた疾患であるにもかかわらず,国民一般における知名度の低い疾患です.笠井裕一先生には本疾患の知名度の調査結果をご報告いただきました.和田簡一郎先生には患者の家族から見た手術の評価をご報告いただきました.柳橋 寧先生には,除圧単独手術と固定手術の成績を分析して報告していただきました.徳橋泰明先生には変性すべり症や不安定性を有する脊椎症性脊柱管狭窄症例に脊椎固定手術の適応があることをご報告いただきました.紺野愼一先生には,70歳以上と70歳未満の術後の評価をRoland-Morris機能障害質問表を用いて,分析・ご報告いただきました.ここに述べられたご意見を元に高齢者の移動能力の問題点が浮きぼりにされれば幸いです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら