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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻4号

2005年04月発行

文献概要

特集 脊椎脊髄病学 最近の進歩 2005(第33回日本脊椎脊髄病学会より) REVIEWs

頚椎laminoplasty術後の軸性疼痛

著者: 米延策雄1 星野雄一2

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構大阪南医療センター 2自治医科大学整形外科

ページ範囲:P.465 - P.468

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 頚椎椎弓形成術後に生じる軸性疼痛予防策として,C2棘突起に付着する頚半棘筋を딵離しないこと,そのためにはC3は椎弓切除としても良いこと,C7棘突起に付着する僧帽筋および小菱形筋を딵離しないこと,C3から6の4椎弓形成術でも頚髄症は再発しないこと,いわゆる白石法は有用であるが慣れも必要なこと,などが報告された.また,術前から存在する軸性疼痛は術後も残存しやすく,必ずしも手術に起因するものばかりではないことも指摘された.

 手術侵襲の低減が軸性疼痛の予防に有用である可能性が示され,今後多くの施設での実施および検討が期待される.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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