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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻5号

2005年05月発行

文献概要

総説

転倒予防

著者: 武藤芳照1 太田美穂2 長谷川亜弓1 山田有希子3 杉山明希4

所属機関: 1東京大学大学院教育学研究科身体教育学講座 2札幌市発育医療センター整形外科 3東京厚生年金病院図書室 4ライフサイエンス出版

ページ範囲:P.537 - P.548

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 高齢者の転倒予防の研究成果を総合すると,身体機能の衰弱,疾病などを原因として転倒が起こり,その結果として骨折,寝たきり,要介護状態を来しやすくなると考えられる.したがって,易転倒性の高齢者を見逃さずに,その背景にある疾患や異常を早期に正確に診断することが重要である.転倒予防の介入方法としては,対象者に応じた個別的な介入がより高い効果を発揮する.また,運動介入では,バランス訓練および複合的な運動によって特に高い転倒予防効果が得られることが知られている.高齢化がますます進展する今日,転倒予防の実践に貢献できる科学的根拠を一層集積していくことが求められている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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