icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻5号

2005年05月発行

文献概要

臨床経験

関節リウマチの強直膝に対する人工膝関節置換術後長期経過観察した2例

著者: 阿部智行1 中川研二2 山田治基2

所属機関: 1藤田保健衛生大学第二教育病院整形外科 2藤田保健衛生大学整形外科

ページ範囲:P.567 - P.571

文献購入ページに移動
 関節リウマチの強直膝に施行したTKAの比較的長期経過を観察した2例について報告する.症例1:年齢が47歳で周囲の関節に可動域制限が少ないclassⅢの女性は,TKA術後14年時伸展-5°,屈曲105°で,JOAスコアは88点であった.症例2:年齢が65歳で周囲の関節に可動域制限を生じたclassⅣの女性は,術後9年8カ月において,伸展-15°,屈曲50°,JOAスコアは53点であった.強直膝に対するTKAの術後長期成績には,年齢,classおよび周囲の関節の病態が影響すると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら