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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻6号

2005年06月発行

文献概要

誌上シンポジウム 脊柱短縮術

脊髄係留症候群に対する脊柱短縮術

著者: 田中靖久1 国分正一1 小澤浩司1 松本不二夫1 相澤俊峰1 星川健1

所属機関: 1東北大学医学部整形外科学教室

ページ範囲:P.633 - P.637

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 脂肪脊髄髄膜瘤を原因とする脊髄係留症候群の成長終了・成人例に対して,1995年,国分は従来の発想を転換し,脊柱を短縮して脊髄の緊張を緩める方法を報告した.その手術を行った9例(15~53歳,平均28歳)の成績を調査(手術~調査時:平均3年)した.8例で,症状あるいは神経学的障害における改善がみられた.改善した症状・神経学的障害の多くは,手術の直近に生じていたものであった.脊柱短縮術の一層の成績向上のために,発症後早期にあるいは麻痺がいまだ軽症にとどまっている段階で手術に踏み切ることが望ましい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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