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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻6号

2005年06月発行

文献概要

臨床経験

原発性骨粗鬆症におけるリセドロネートの治療成績

著者: 高田潤一13 射場浩介1 片平弦一郎2 高橋貢3 橋本英樹4 大野富雄5 山下敏彦1

所属機関: 1札幌医科大学医学部整形外科 2札幌清田整形外科病院 3千歳市民病院整形外科 4伏見啓明整形外科 5道立羽幌病院整形外科

ページ範囲:P.695 - P.698

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 女性の原発性骨粗鬆症(229例,平均71.0歳)におけるリセドロネートの治療効果を検討した.12例の新規骨折が発生し,そのうち5例は治療開始6カ月以内であった.腰椎骨密度は,12カ月後に平均5.3%増加し,尿NTXは,6カ月後には平均27.6%減少した.治療開始時に骨折リスクが高いと評価された症例の79.0%は6カ月以内に最小有意変化を示した.リセドロネートは新規骨折発生の抑制,腰椎骨密度の増加やNTXの抑制効果において優れた効果が認められ,骨粗鬆症治療の第一選択薬の1つとして有用であるといえた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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