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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻6号

2005年06月発行

文献概要

臨床経験

大腿骨遠位発生悪性骨腫瘍に対する膝蓋骨半割による関節外切除術例の検討

著者: 土谷一晃1 中村卓司1 井形聡1 勝呂徹1 亀田典章2 蛭田啓之2

所属機関: 1東邦大学医学部整形外科 2東邦大学佐倉病院病理部

ページ範囲:P.699 - P.705

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 大腿骨遠位発生悪性骨腫瘍に対し膝蓋骨半割による関節外切除を行い腫瘍用人工関節で再建した8例について術後機能などから問題点を検討した.症例は骨肉腫4例などで,切除縁評価はwide 7例,marginal 1例であり,平均8年6カ月の経過で再発はなかった.機能評価(ISOLS)は平均88%であり,膝の伸展力は6例が良好で,2例は不良であった.本手術は膝関節内浸潤の判定が困難な大腿骨遠位悪性骨腫瘍などに適応があり,伸展機能の維持には四頭筋腱の適切な緊張やmechanical axisの調整が必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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