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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻6号

2005年06月発行

文献概要

臨床経験

小児化膿性股関節炎の治療経験

著者: 中瀬順介1 天谷信二郎1 青竹康雄1 五之治行雄1 加藤仁志1 三輪真嗣1

所属機関: 1福井県済生会病院整形外科

ページ範囲:P.707 - P.711

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 小児化膿性股関節炎は早期診断・加療が重要である.小児化膿性股関節炎7例に発症後早期に切開排膿を行い,良好な成績を得たので報告する.早期診断に関しKocherの予測因子を用いて単純性股関節炎群と比較し,Kocherの予測因子の有用性を検討した.発症から排膿までは平均3日で,片田の判定基準では良が2例,優が5例であった.Kocherの予測因子は有用であった.関節穿刺で明らかな膿の排出を認めないときでも,Kocherの条件を3項目以上満たすときには,関節切開術を考慮すべきと考える.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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