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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻7号

2005年07月発行

文献概要

論述

胸腰椎部骨粗鬆症性脊椎破裂骨折に対するハイドロキシアパタイトを用いた局麻下経皮的椎体形成術

著者: 浦山茂樹1

所属機関: 1社会保険高岡病院整形外科

ページ範囲:P.753 - P.762

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 胸腰椎部の骨粗鬆症性脊椎破裂骨折に対し,整復後に骨量が著しく減少した椎体内前方部にハイドロキシアパタイトを充填し,1~6年(平均2.2年)追跡した.対象は25例で,24例が骨癒合し,体動時腰痛は27週以内に全例で消失した.椎体前方圧縮率は術前中央値48%であった.術直後5%にまで改善したが最終観察時19%になった.脊柱管内陥入骨片占拠率は術前中央値18%が最終時10%となり,占拠率20%以上の新鮮例がよく回復した.腰痛は早期に消失し,椎体圧縮率や脊柱管面積は改善し,本法は骨粗鬆症性破裂骨折に有用な方法と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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