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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻7号

2005年07月発行

文献概要

臨床経験

腰椎変性すべり症に対するpedicle screw併用後側方固定術の長期成績

著者: 森英治1 芝啓一郎1 植田尊善1 大田秀樹1 加治浩三1 弓削至1 河野修1

所属機関: 1労働者健康福祉機構総合せき損センター整形外科

ページ範囲:P.791 - P.798

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 腰椎変性すべり症に対するpedicle screw併用後側方固定術後9年以上経過し,直接検診できた31例(男10例,女21例,平均年齢59.8歳)を対象として長期成績を調査した.骨癒合率は100%であったが,術後得られた矯正位は保持されていなかった.平均改善率は54.1%であった.良好な成績を維持した例以外では成績低下因子として隣接高位問題があり,再手術を要した6例(再手術前平均改善率10.6%)と隣接関与症状あり7例(平均改善率24.2%)がみられ,小さな前弯位や後弯位固定角,既存狭窄状況の関与が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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