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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻7号

2005年07月発行

文献概要

臨床経験

L5-S1椎体骨棘を伴った椎間孔外狭窄に対する後方除圧術の成績

著者: 松本守雄1 千葉一裕2 石井賢2 小川祐人2 高石官成2 中村雅也2 戸山芳昭2

所属機関: 1慶應義塾大学ユニデン運動器機能再建・再生学寄付講座 2慶應義塾大学医学部整形外科

ページ範囲:P.799 - P.803

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 L5-S1椎体骨棘を伴った椎間孔外狭窄症例に対する顕微鏡あるいは内視鏡を用いた後方除圧術の成績について検討した.対象は8例(男6例,女2例,平均年齢61歳)で,全例強度の下肢痛を呈していた.手術は後方からの仙骨翼部分切除を行った.5例は顕微鏡下に,3例は内視鏡下に手術を行った.全例で術後下肢痛の消失あるいは軽減が得られたが,顕微鏡下に手術を行った1例で再発を生じ,後方除圧固定術が追加された.明らかな手術合併症は認めなかった.L5-S1椎体骨棘を有する椎間孔外狭窄症例に対する後方アプローチによる仙骨翼部分切除は,十分な除圧範囲の確保に留意すれば,低侵襲で有用性の高い手術法と思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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