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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻7号

2005年07月発行

文献概要

臨床経験

高齢者の足部に発生する脆弱性骨折の特徴

著者: 松尾真二1 伊藤和生13 鍋田裕樹1 濱田一範1 嘉野真允1 花岡秀人2 山下敏彦4

所属機関: 1滝川市立病院整形外科 2滝川市立病院放射線科 3山形大学医学部整形外科 4札幌医科大学整形外科

ページ範囲:P.805 - P.810

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 高齢者の足部に発生する脆弱性骨折は,早期診断が難しく見逃されることが多い.われわれは,足部の脆弱性骨折8人,10例の臨床像をまとめた.

 1)全例女性で,平均年齢72.8歳であった.

 2)10例の内訳は,踵骨5例,中間楔状骨2例,立方骨1例,舟状骨1例,外側楔状骨1例であった.

 3)病歴および理学所見には,本骨折を疑わせる重要な特徴があった.

 4)全例に原発性骨粗鬆症の合併を認めた.

 MRIは,本骨折の早期診断に非常に有力であった.高齢者が原因不明の足部痛を訴えた場合,脆弱性骨折は鑑別診断の1つとして重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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