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高齢者の足部に発生する脆弱性骨折の特徴
著者: 松尾真二1 伊藤和生13 鍋田裕樹1 濱田一範1 嘉野真允1 花岡秀人2 山下敏彦4
所属機関: 1滝川市立病院整形外科 2滝川市立病院放射線科 3山形大学医学部整形外科 4札幌医科大学整形外科
ページ範囲:P.805 - P.810
文献購入ページに移動1)全例女性で,平均年齢72.8歳であった.
2)10例の内訳は,踵骨5例,中間楔状骨2例,立方骨1例,舟状骨1例,外側楔状骨1例であった.
3)病歴および理学所見には,本骨折を疑わせる重要な特徴があった.
4)全例に原発性骨粗鬆症の合併を認めた.
MRIは,本骨折の早期診断に非常に有力であった.高齢者が原因不明の足部痛を訴えた場合,脆弱性骨折は鑑別診断の1つとして重要である.
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