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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻7号

2005年07月発行

文献概要

症例報告

肝膿瘍,腹壁膿瘍に化膿性椎間板炎,腸腰筋膿瘍を合併した関節リウマチの1例

著者: 山中一1 宮本和寿1 後藤憲一郎1 村田泰章1

所属機関: 1国立病院機構下志津病院整形外科

ページ範囲:P.819 - P.822

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 肝膿瘍,腹壁膿瘍に化膿性椎間板炎,腸腰筋膿瘍を合併した関節リウマチ(RA)の1例を経験した.症例は72歳のRAの男性.右下腹部の発赤,熱感,右大腿部痛が出現した.CT,MRIにて肝膿瘍,腹壁膿瘍,両側腸腰筋膿瘍,L3/4の化膿性椎間板炎を認めた.経皮的ドレナージを5回行ったが,起炎菌が同定されず,徐々に全身状態が悪化し,肺炎にて死亡した.Compromised hostの場合,膿瘍治療において,全身状態を考慮しながら,より早期に積極的な観血的治療が必要な場合もあると考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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