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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻7号

2005年07月発行

文献概要

症例報告

しびれを主訴とした肘窩部ガングリオンによる橈骨神経麻痺の1例

著者: 東航1 井上秀也1 横田直正1 清水直史1

所属機関: 1東芝林間病院整形外科

ページ範囲:P.823 - P.826

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 上肢のしびれを主訴に受診した場合,ときに漫然と経過をみることがある.症例は38歳,男性.主訴は,突然発症した前腕から手指のしびれであった.某医で頚椎MRIと頭部CTを行ったが,異常がなく当院神経内科を紹介され受診予定であった.受診前日,本人が肘窩部の腫瘤に気付き,当科でガングリオンの診断後手術を行い,速やかに症状が改善した.肘窩部でのガングリオンによる橈骨神経麻痺の報告はほとんど手指伸展障害を主訴としていた.本症例のように,しびれを主訴とした肘窩部ガングリオンの報告は少なかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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