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誌上シンポジウム 整形外科におけるリスクマネジメント
文献概要
内視鏡手術は,全体の構造や人間の記憶に蓄えられた一連の解剖学をはじめとした知識構造や形で識別すること(shape coding)や色,組織の硬さ,緊張の強さによって組織を識別して手術がなされている.そのために新たな経験が必要とされ,外科分野での低侵襲手術の普及によりリスクマネジメントの構築が急がれている.すなわち低侵襲脊椎脊髄外科手技の安全文化(安全を最優先事項とする組織文化;safety culture)を構築するための質の向上と術式の標準化の継続的な教育研修プログラムは不可欠である.
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