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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻8号

2005年08月発行

文献概要

誌上シンポジウム 整形外科におけるリスクマネジメント

手の外科のリスクマネジメント

著者: 高原政利1

所属機関: 1山形大学医学部整形外科

ページ範囲:P.893 - P.899

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 手の外科において,診断の遅れ(手根管症候群,尺骨神経麻痺,ばね指,舟状骨骨折,グロムス腫瘍,オカルトガングリオンなど),疼痛への対応不足,手術適応の問題,手術成績あるいは合併症などによって,患者に不満や不幸を招く危険(リスク)がある.X線像に惑わされずに症状・所見を重視した正しい診断,思いやりのある医療,ニーズにあった治療の選択,適切なゴールの設定,神経・血管に対する細心の注意,愛護的処置,必要最小限の良肢位固定,自動運動(肩・肘・前腕・手・手指)の励行,拘縮の予防,早期からの手の使用,および合併症の予防・早期発見・早期対応が重要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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