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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻9号

2005年09月発行

文献概要

論述

腰椎椎間板ヘルニアと腰部脊柱管狭窄症における後方除圧術後のしびれ遺残率

著者: 西村行政1

所属機関: 1島原整形外科西村クリニック

ページ範囲:P.981 - P.984

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 腰椎椎間板ヘルニアと脊柱管狭窄症の100例ずつで,術後しびれ遺残率とそれに影響する因子を検討した.前者では,術前84%にしびれが存在し,術後1,3,6カ月,1年では32%,27%,26%,26%に残存した.しびれ遺残と手術時年齢が関連し,神経組織の回復力の問題が考えられた.後者では,術前89%にしびれが存在し,術後1,3,6カ月,1年では44%,40%,42%,45%に残存した.しびれ遺残と罹病期間や術前JOAスコア,術前筋力が関連し,神経組織の不可逆的変化の有無が影響していると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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