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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻9号

2005年09月発行

文献概要

論述

高齢者大腿骨頚部骨折手術の手術待機期間と術後成績および周術期合併症の検討

著者: 加藤義洋1 尾鷲和也1 尾山かおり1 桃井義敬1 保坂雄大1

所属機関: 1市立酒田病院整形外科

ページ範囲:P.985 - P.988

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 高齢者大腿骨頚部骨折の待機日数と術後合併症について検討した.対象は2001年1月から2004年2月までに手術した70歳以上の大腿骨頚部骨折患者215名で,手術は症例に応じて選択した.待機日数を受傷当日,翌日手術の準緊急群(111名),それ以降の待機群(104名)に分類した.両群間において性別,年齢,既往症について差はなかった.術後合併症,入院期間,術前後歩行能力について調査した.術後不穏・譫妄は準緊急群で増加したが,有意差は認めなかった.合併症発生頻度と術後歩行能力に差はなかったが,入院期間は準緊急群で有意に短かった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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