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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻9号

2005年09月発行

文献概要

臨床経験

腰椎変性すべり症に対する前方固定術後の再手術例の検討

著者: 金森昌彦1 石原裕和1 川口善治1 信清正典1 安田剛敏1 阿部由美子1

所属機関: 1富山医科薬科大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1029 - P.1036

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 腰椎変性すべり症に対し前方固定術を施行した33例を対象とし,術後臨床成績と再手術の原因を調査した.治療成績はJOAスコア(日常生活動作を除いた15点満点)で,術前平均7.2点から術後1年で12.4点と改善した.10年以上の最終調査時では10.8点であり,術後経過は概ね良好であるものの,長期的にはやや低下する傾向が認められた.術後再手術症例を5例(15.2%)に認めた.隣接椎間障害3例,隣接椎間板ヘルニアの遺残1例,有症性偽関節1例が再手術となった.隣接椎間障害は術後1年9カ月から12年で再手術を受けており,全例に後方除圧術を追加施行し,症状は改善した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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