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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科40巻9号

2005年09月発行

文献概要

症例報告

Transforaminal lumbar interbody fusionによる整復固定術を施行した形成不全性第5腰椎すべり症の1例

著者: 小川寛恭1 杉山誠一1 金森康夫1 鈴木直樹1 細江英夫1 清水克時1

所属機関: 1岐阜大学整形外科

ページ範囲:P.1059 - P.1062

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 形成不全性脊椎すべり症は第5腰椎の椎弓や上位仙椎の形成不全により腰仙関節前方亜脱臼を来す稀な疾患であるが,術中神経損傷や術後偽関節などのため術式は確立されていない.今回,形成不全性第5腰椎すべり症に対しtransforaminal interbody fusionを応用した椎体間固定術を施行し,slip angle 35°→25°,%slip 29%→5%と改善した.本法は椎体間操作時の神経損傷の可能性が低い点と両側L5神経根を除圧できる点から,形成不全性脊椎すべり症に対して有効な手術法と思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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