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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科41巻10号

2006年10月発行

文献概要

臨床経験

腰・下肢痛に対する持続硬膜外ブロック

著者: 見目智紀1 相庭温臣1 付岡正1

所属機関: 1栃木県厚生連合会塩谷総合病院整形外科

ページ範囲:P.1111 - P.1115

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 腰下肢痛に対する硬膜外持続ブロック療法の満足度調査を行い,疼痛コントロールとしての同法の有効性と問題点について検討を行った.対象は67名で,アンケート回答者は45名であった.25名が満足,9名が不満と回答した.再施行希望者は16名と少なかった.本療法による症状の改善は67名中57名で得られ,うち53名は施行後3日以内に症状改善が認められ始めた.治療期間中に生じたトラブルはチューブの途中抜去が4例,頭痛,悪心が3例,下垂足が1例で,感染例はなかった.

参考文献

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3)堀 清成,小川考了,北村公一・他:腰・下肢痛に対する持続硬膜外ブロック療法の検討.道南医学会誌40:182-184,2005
4)井上 彰,太田善博:当院における腰痛症に対する持続硬膜外ブロックの成績と予後.日本ペインクリニック学会誌9:233,2002
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6)高倉 基,里見和彦,小川 潤・他:急性腰痛の診断―一時検査の有用性と問題点.日脊会誌14:223,2003
7)戸田佳孝,森 良樹,苗加康男・他:腰椎椎間板ヘルニアに対する持続硬膜外ブロックの効果について.中部整災誌36:225-226,1993

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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