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連載 日本の整形外科100年 5
肢体不自由児施設の歴史的発展
著者: 坂口亮1
所属機関: 1日本肢体不自由児協会
ページ範囲:P.656 - P.658
文献購入ページに移動肢体不自由児施設とは肢体不自由児に対し療育を行う施設である.療育とは高木憲次が提唱愛用した用語で,簡潔で内容の深い言葉であるが,既にそれ以前も,また以後今日でもなお立場によってその解釈や定義に多少の違いがあり論議が尽きない.ここではそれを避けて,治療と育成(教育というより広範)ということにする.すると,この施設はhome and hospitalとなり,病院を兼ねた児童福祉施設ということができる.私は半生をこのような施設(整肢療護園)で過ごしてきた.視野が限られているのを憚らず,表題の問題についてまとめたいと思う.
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