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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科41巻7号

2006年07月発行

文献概要

論述

大腿骨頚部骨折クリニカルパスの改訂

著者: 小久保吉恭1 山崎隆志1 星亨1 佐藤茂1 小野和泉2 田中信子2 田中良典3

所属機関: 1武蔵野赤十字病院整形外科 2武蔵野赤十字病院看護部 3武蔵野赤十字病院医療標準化部会

ページ範囲:P.779 - P.787

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 退院時の臨床アウトカム別に適応を決める大腿骨頚部骨折治療のクリニカルパスを作成した.クリニカルパスの構成は入院から手術後2日目までのユニットと,手術後3日目から退院までのユニットを組み合わせる方式とした.術後ユニットは,退院時のアウトカム別に作成した.適応基準には,受傷前の日常生活動作の評価方法であるBarthel Index(B. I.)を採用した.B. I. 85点以上は,入院期間の制約のない亜急性期病床で後療法を行い,自宅退院を目標とした.B. I. 85点未満は術後3週での転院を目標にした.

参考文献

1)藤田英彦,伊藤 淳:大腿骨頚部骨折手術後の歩行維持に影響を及ぼす痴呆関連因子について.関東整災誌34:362-366, 2003
2)福川善則,田中良典:クリティカルパスの中央管理とパス印刷ツール.医療マネジメント学会誌5:114, 2004
3)小久保吉恭,山崎隆志,斯波卓哉・他:大腿骨頚部骨折手術例の入院期間に影響する要因.整形外科54:783-786, 2003
4)小久保吉恭,山崎隆志,星  亨・他:人工骨頭置換術クリティカルパスの評価.整形外科56:1621-1624, 2005
5)森  修:大腿骨頚部骨折患者の自宅復帰に関係する要因.総合リハ24:761-764, 1996
6)野村一俊:クリティカルパスとチーム医療および医療連携.整・災外47:433-440, 2004
7)才藤栄一:日常生活動作(活動)の評価.pp197-201(千野直一編集:現代リハビリテーション医学,金原出版,東京,1999)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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