icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科41巻7号

2006年07月発行

文献概要

臨床経験

ドミノを用いた脊椎再手術の経験

著者: 田村睦弘1 町田正文1 福田健太郎1 塩田匡宣1 斉藤正史1 山岸正明1

所属機関: 1国立病院機構村山医療センター整形外科

ページ範囲:P.797 - P.801

文献購入ページに移動
 ドミノを用いた脊椎後方再固定術は極めて有用であるので,手術手技を紹介する.ドミノを用いて脊椎再固定術を行ったのは合計11例で,原疾患は変形性脊椎症6例,特発性側弯症4例,原発性脊椎腫瘍1例であった.再手術に至った原因としてはインストゥルメントの破損が3例,隣接部障害が8例であった.再手術では初回手術のロッドを取り除くことなく固定の延長が可能であった.再手術時には固定を追加する部位と初回手術部位の一部を展開するだけでよく,手術時間や出血量も少なくできるため非常に有用であると考える.

参考文献

1)De Giorgi G, Stella G, Becchetti S, et al:Cotrel-dubousset instrumentation for the treatment of severe scoliosis. Euro Spine J 8:8-15, 1999
2)田村睦弘,斉藤正史,河野 仁:原発性脊椎腫瘍の治療経験.脊椎・脊髄神経手術手技6:18-22, 2004
3)田村睦弘,斉藤正史,高倉 基・他:高齢者腰椎固定術の検討.関東整災誌35:233-237, 2004
4)植田尊善,柴 啓一朗,竹光義治:高齢者instrumentation手術の留意点.脊椎脊髄12:181-190, 1999

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら