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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科41巻9号

2006年09月発行

文献概要

Lecture

整形外科医が誤りやすい膠原病

著者: 廣畑俊成1

所属機関: 1帝京大学医学部内科

ページ範囲:P.962 - P.969

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 関節リウマチ(RA)の診断にあたっては,他の膠原病あるいは膠原病類縁疾患との鑑別が必要な場合が少なくない.その中でも頻度の比較的高いものが,全身性エリテマトーデス(SLE)・全身性硬化症(SSc)・多発筋炎/皮膚筋炎(PM/DM)・混合性結合組織病(MCTD)およびリウマチ性多発筋痛症(PMR)である.RAと同様に,これらの疾患はいずれも単一の疾患マーカーを有しておらず,診断に際しては診断基準が用いられる.鑑別診断にあたっては,こうしたRAとまぎらわしい疾患の存在を常に念頭に置いておく必要がある.

参考文献

1)Bird HA, Esselinckx W, Dixon AS, et al:An evaluation of criteria for polymyalgia rheumatica. Ann Rheum Dis 38:434-439, 1979
2)Subcommittee for scleroderma criteria of the American Rheumatism Association diagnostic and therapeutic criteria committee:Preliminary criteria for the classification of systemic sclerosis(scleroderma). Arthritis Rheum 23:581-590, 1980
3)Tam EM, Cohen AS, Fries JF, et al:The 1982 revised criteria for the classification of systemic lupus erythematosus. Arthritis Rheum 25:1271-1277, 1982

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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