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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科42巻1号

2007年01月発行

文献概要

連載 臨床研修医のための整形外科・1【新連載】

頚椎疾患

著者: 高橋正明1

所属機関: 1静岡市立清水病院整形外科

ページ範囲:P.48 - P.54

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◆連載にあたって

 一般病院では,整形外科医が登場する機会が数多くあります.

 1.外来診察室では:高齢化社会になり,高齢者の骨折(脊椎圧迫骨折・大腿骨頚部骨折・橈骨遠位端骨折・上腕骨頚部骨折など),骨粗鬆症,変形性脊椎症,腰部脊柱管狭窄症,変形性関節症で苦しむ患者数が増加しています.

 2.救急外来では:救急車で運ばれてくる外傷患者の9割以上が整形外科医の出番です.脳外科医や外科医が担当する頭部・胸腹部外傷がある場合でも,それ以外に整形外科が扱う外傷(四肢の骨折など)を伴っていることがほとんどです.

 3.病棟業務では:手術件数が増えると必然的に病棟業務が増加します.

 4.手術室では:高齢化社会になり大腿骨頚部骨折の手術件数が年々増加しています.

 さて,これから整形外科を学ぼうとする研修医に最低限マスターしてもらいたいこと,すなわち重大な見逃しをなくし,要領よく仕事をこなしてもらうために必要な知識をこの連載で整理していきたいと考えます.

参考文献

1)日本脊椎脊髄病学会編:脊椎脊髄用語辞典(改定第3版),南江堂,東京,2005
2)徳橋泰明(監修):脊椎脊髄ハンドブック,三輪書店,東京,2004
3)伊藤達夫,戸山芳昭(総監修):腰痛,肩こり,手足のしびれ,日本放送出版協会,東京,2004
4)高橋正明(監修):STEP整形外科(第2版),海馬書房,東京,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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