icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科42巻11号

2007年11月発行

文献概要

連載 確認したいオリジナル・10

Baker囊胞とは膝窩部の囊胞のことか?(2)

著者: 鳥巣岳彦1

所属機関: 1九州労災病院

ページ範囲:P.1107 - P.1107

文献購入ページに移動
 膝窩部に発生する囊胞には膝関節腔と交通のある囊胞もあれば,交通がない囊胞もある.そのため最近ではpopliteal cyst(膝窩囊胞)と総称されることが多い.しかも膝関節腔と交通のある膝窩部の囊胞に関しては,Baker(1877)よりも早く,1847年にAdams,1856年にはFoucherが詳細な症例報告をしていたことが明らかになった.

 Adams(1847)の報告も関節リウマチ患者の膝窩囊胞で素描付きである.

参考文献

1)Baker WM:On the formation of synovial cysts in the leg in connection with disease of the knee joint. St Bart Hosp Rep 13:245-261, 1877
2)Baker WM:The formation of abnormal synovial cyst. St Bart Hosp Rep 21:177-190, 1885
3)Adams R:Abnormal conditions of the knee joint. In:Bentley TP(ed). Cyclopaedia of Anatomy and Physiology Vol 3, 48-78, London, 1847
4)Foucher E:Mémoire sur les kystes de le région poplitée. Arch gén Méd 8:313-335, 425-443, 1856

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら