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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科42巻12号

2007年12月発行

文献概要

連載 小児の整形外科疾患をどう診るか?─実際にあった家族からの相談事例に答えて・8

先天性下肢奇形(脚長差)

著者: 亀ヶ谷真琴1

所属機関: 1千葉県こども病院整形外科

ページ範囲:P.1202 - P.1203

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相談例〔先天性下肢奇形(脚長差)〕

 初めまして.私は1歳5カ月の男の子の母親です.息子は生まれつき右足の指が二本欠損し,足のひらも少し外を向いています.検査をしていくうちに左足の長さに比べて右足の長さが短く,現在は3.5cm超の差があるそうです.指の本数を増やすことは無理だと言われていてそのこともショックですが,それよりも足の長さの違いにより,今後の生活において歩行が困難になっていくということのほうが心配です.現在,近くの県立病院にかかっています.診断としては成長段階に応じて対処していくということになっています.息子は,ようやくよちよち歩きを始めたため,とりあえず装具を作るということになりました.将来的には,外から足の長さを調節する(ひっぱる?!)方法でやってみて,足のひらの傾きはおそらく手術,しかも何回かしないといけないでしょうと言われています.他の医療機関でも診ていただきたいのですが,専門的な医療機関を探すのに苦労しています.お忙しい中,大変ご迷惑なことと存じますが,息子の症状についていい情報がありましたら,ぜひアドバイスを宜しくお願いいたします.

参考文献

1)Achterman C, Kalamchi A:Congenital deficiency of the fibula. J Bone Joint Surg Br 61:133-137, 1979

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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