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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科42巻4号

2007年04月発行

文献概要

臨床経験

環軸椎不安定症に対するmesh plate併用後方固定術の経験

著者: 石神修大1 川上守1 安藤宗治1 橋爪洋2 南出晃人1 吉田宗人1

所属機関: 1公立大学法人和歌山県立医科大学整形外科教室 2新宮市立医療センター

ページ範囲:P.377 - P.381

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 環軸椎不安定症に対する後方固定術として,mesh plateを併用したMagerl法を施行した3症例を経験した.対象は男性3例であり,不安定症の原因は歯突起骨折後の偽関節が2例,歯突起骨折に対しての前方螺子固定術後の歯突起の転位が1例であった.後方固定術としてMagerl法に併用して,腸骨から採取した自家骨をmesh plateを用いて後方から圧着した.全例で術後頚部痛は消失し,良好な骨癒合が認められた.Mesh plateを併用した骨移植術は,環軸椎固定術の後方骨移植術のひとつとして有用である.

参考文献

1)安藤宗治,川上 守,橋爪 洋・他:ナビゲーションシステムを利用したMagerl法の経験.中部整災誌 49:389-390, 2006
2)Evans GR, Clark N, Manson PN:Technique for costochondral graft placement. J Craniofac Surg 5:340-343, 1994
3)Hashizume H, Kawakami M, Kawai M, et al:A clinical case of endoscopically assisted anterior screw fixation for the typeⅡ odontoid fracture. Spine 28(5):E102-E105, 2003
:Kehr P, Weidner A(ed). Cervical Spine I. Springer-Verlag;New York, 322-327:1985

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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