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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科42巻7号

2007年07月発行

文献概要

誌上シンポジウム 人工股関節手術における骨セメント使用時の工夫と問題点

大腿骨側:Triple taperedステム

著者: 飯田寛和1

所属機関: 1関西医科大学整形外科

ページ範囲:P.633 - P.637

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 Polished triple taperedステムのコンセプトは,骨セメントとの界面でのslip許容によるセメントへの圧縮応力への転換,近位内側大腿骨への荷重伝達の促進により安定した固定を期待するものである.Polished taper stemはセメント手技に対する許容度が高いと考えられるが,長期の良好な結果を得るには,大腿骨母床の準備,髄腔プラグの設置,セメント手技,ステム挿入手技に十分に熟達する必要があり,その工夫と問題点について概説した.

参考文献

1)秋山治彦,川那辺圭一,金永優・他:22mmアルミナ骨頭セメント人工股関節置換術の長期成績―臼蓋側骨移植の有無による比較.第37回日本人工関節学会抄録集p.292,2007
2)大西英次郎,川那辺圭一,秋山治彦・他:Charnley LFAの長期成績.中部整災誌 50.(春期学会):92, 2007
3)Shen G:Topic for debate. Femoral stem fixation. An engineering interpretation of the long-term outcome of Charnley and Exeter stems. J Bone Joint Surg Br 80:754-756, 1998
4)和田孝彦,稾 賢一,飯田寛和:Triple taper polish stem(C-stem)の短期成績.第37回日本人工関節学会抄録集p180,2007
5)Wroblewski BM, Siney PD, Fleming PA:Triple taper polished cemented stem in total hip arthroplasty. Rationale for the design, surgical technique and 7 years of clinical experience. J Arthroplasty 16(8 Suppl 1);37-41, 2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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