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連載 医者も知りたい【医者のはなし】・31
ドイツ医学導入の立役者 相良知安(1836-1906)
著者: 木村專太郎1
所属機関: 1木村専太郎クリニック
ページ範囲:P.1028 - P.1032
文献購入ページに移動今回は佐賀藩(鍋島藩)の医学者・相良知安(通常「ちあん」と呼ばれいる)を紹介する.
維新政府は明治維新時の鳥羽・伏見の戦いと戊辰戦争で維新政府側の救護に活躍し,新政府樹立後に東京大病院長になった英国の外科医ウィリアム・ウィリスを擁して,英国医学にその範を求めようとしていた.そこに相良知安が登場し,ドイツ医学を導入するために勢力的に明治新政府に働きかけて,成功した.今回は彼の苦難の物語を述べる.
平成21年度の日本医史学会は佐賀市で開催され,幕末から明治新政府の下で活躍した多くの佐賀藩出身の医師たちが紹介されると思う.
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