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文献概要
連載 小児の整形外科疾患をどう診るか?―実際にあった家族からの相談事例に答えて・13
歩容異常
著者: 亀ヶ谷真琴1
所属機関: 1千葉県こども病院整形外科
ページ範囲:P.494 - P.495
文献購入ページに移動1歳8カ月になる双子(男女)です.
10カ月には歩き始めました.検診でひっかかったことはありません(女児).
1歳過ぎた頃(半年以上前),腰に乗せ抱っこ(よくお母さんがやっている)をしている姿勢で無理に脚をぐいっと開いてしまいました.それ以来,そとまたに脚を開きよろよろ歩くようになりました.その頃から抱っこしても脚は閉じなくなり,ぶらぶらとぶらさがるような状態になりました.1カ月半ほどで,少しずつ脚は閉じて,歩きもだいぶましにはなりましたが,そとまた歩きとなりました.立つ姿勢は脚を開きぎみで立つことがほとんどです.たまにかなり脚を内捻して「気を付け」の姿勢をすることもあります.また,オムツ換え時などに股関節がポキポキ鳴ります.気になり整形外科を受診しました.正面レントゲンで股関節脱臼がないので問題なしと言われました.日に日に脚が外に向いてきている気がします.また,最近は汗をたくさんかいたり,ぼっとしたりすることがあります.腰をおとすような姿勢にもなり,腰をささえて立ったり歩いたり,まるで腰痛持ちの人のようです.股関節脱臼はないとはいわれたものの,子供の歩きや姿勢の変化をみてとても不安な毎日です.子供はかっこ悪い歩きではありますが,元気ではあります.体重は8カ月以来ほとんど増えていません.エコーなどの検査が必要でしょうか.
素人のため医学的に変なことがあるかもしれませんが,汲み取っていただけたら幸いです.よろしくお願いします.
参考文献
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