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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科43巻6号

2008年06月発行

文献概要

連載 小児の整形外科疾患をどう診るか?─実際にあった家族からの相談事例に答えて・14

炎症性(外傷性)斜頚

著者: 亀ヶ谷真琴1

所属機関: 1千葉県こども病院整形外科

ページ範囲:P.606 - P.607

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炎症性(外傷性)斜頚

 私のこどもは,現在,2歳8カ月になります.

 ちょうど,1歳のときに頭を強く打って,頭部打撲と首の捻挫の診断が出ました.

 診断していただいた時には,整形外科の先生でしたが,X線検査でも異常がないとの説明でしたので,安心していました.1週間ぐらいして,少し頭が傾いているのに気付き,何度か小児科の先生に相談しましたが,成長過程もあり観察するしかないとのお話でした.

 頭部打撲と首の捻挫から1年以上経ちますが,左側に頭が斜頚しているのと,少し左足がつま先歩きします.このまま様子を見ていて良くなるのでしょうか.

 頭部打撲と首の捻挫が原因かはわかりませんが,何か内科的な病気でもあるのでしょうか.助言していただける内容があれば教えてください.

 もし,問題があるようであれば,専門医の先生をご紹介いただけませんでしょうか.

参考文献

1)Fielding JW, Hawkins RJ:Atlanto-axial rotatory fixation. J Bone Joint Surg Am 59:37-44, 1977
2)亀ヶ谷真琴:斜頚―炎症性斜頚を中心に.JOHNS 23:507-509,2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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