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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科43巻7号

2008年07月発行

文献概要

症例報告

骨化を伴ったアキレス腱付着部断裂に対し骨付き膝蓋腱を用いて再建した1例

著者: 村田佳太郎1 印南健1 大塚一寛1 高尾昌人2 松下隆2

所属機関: 1上尾中央総合病院整形外科 2帝京大学医学部附属病院整形外科

ページ範囲:P.731 - P.734

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 症例は49歳の女性で,他院で右アキレス腱炎の診断で4回のステロイド局注を施行された.その後,歩行時に疼痛が増悪したため当院を受診した.アキレス腱付着部の陥凹,MRIで骨化を伴う付着部断裂が認められた.脛骨粗面骨付き膝蓋腱を採取し,スクリューを用いてアキレス腱付着部の再建術を施行した.術後1年において可動域制限,疼痛,日常生活動作の障害は認めていない.

参考文献

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2)Lotke PA:Ossification of the Achilles tendon. J Bone Joint Surg Am 52:157-160, 1970
3)Parton MJ, Walter DF, Ritchie DA, et al:Fracture of an ossified Achilles tendon MR appearances. Clin Radiol 53:538-540, 1998
4)榊田喜三郎,松本 憲:図説臨床整形外科学講座.池田亀夫,西尾篤人,津山直一(編),メジカルビュー,東京,p163,1982
5)菅野 博,小川亮惠,請田修一・他:アキレス腱骨化の4例.日リウマチ・関節外会誌 6:331-336, 1987

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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