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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科43巻9号

2008年09月発行

文献概要

手術手技/私のくふう

肩腱板断裂に対するブリッジングスーチャーを用いた鏡視下修復術

著者: 下川寛一1

所属機関: 1市立大町総合病院整形外科

ページ範囲:P.889 - P.895

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 鏡視下腱板修復術は,腱板付着部の内外2列にスーチャーアンカーを配して腱板を固定する重層固定法の導入により成績が飛躍的に向上した.しかし重層固定法にもいくつか弱点が指摘されており,それを補う方法としてブリッジングスーチャーを用いて修復腱板をより広範囲かつ強固に腱板付着部に圧着する方法が考案されている.本邦で使用可能な押し込み式のアンカーであるTAG-RodⅡアンカーを用いた鏡視下腱板修復術に関して紹介した.

参考文献

1)Ahmad CS, Bell JE, ElAttrache NS, et al:Update on repair biomechanics for rotator cuff fixation. Techniques in Shoulder and Elbow Surgery 8:58-68, 2007
2)Carpenter JE, Fish DN, Huston LJ, et al:Pull-out strength of five suture anchors. Arthroscopy 9:109-113, 1993
3)北原博之:鏡視下腱板修復法の工夫.整形外科 59:86-88, 2008
4)Sano H, Yamashita T, Watanabe I, et al:Stress distribution in the supraspinatus tendon after tendon repair:suture anchors versus transosseous suture fixation. Am J Sports Med 35:542-562, 2007
5)下川寛一,伊藤 仁:鏡視下腱板修復術:内外2cm以上の断裂に対する授動固定法による検討.肩関節 31:205-208, 2007

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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