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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科44巻1号

2009年01月発行

文献概要

誌上シンポジウム 整形外科における人工骨移植の現状と展望

人工骨における脊椎外科治療

著者: 松崎浩巳1 星野雅洋2 中島伸哉1 大森圭太2

所属機関: 1日本大学駿河台病院整形外科 2苑田第3病院東京脊椎・脊髄病センター

ページ範囲:P.31 - P.36

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 主に脊椎骨折に対して筆者が現在ハイドロキシアパタイト(HA)を用いて行っている術式を中心に述べる.とくに椎体形成術についてその適応と注意点について言及し,インストゥルメンテーションの併用についても現況を述べる.骨粗鬆症例では椎弓根スクリューを強固に固定するためHA顆粒をスクリュー孔に充てんすべきである.また若年者の破裂骨折に対しても椎体形成術とインストゥルメンテーションを併用することにより,後方から対応できることを述べる.

参考文献

1) Jeffrey AR, Charley G, Steven DG, et al:The use of bone morphogenetic protein in lumbar spine surgery. J Bone Joint Surg Am 90:2014-2025, 2008
2) 松崎浩巳,大川章裕,岩橋正樹・他:Kyphoplastyとvertebroplastyの現状と未来.整・災外46:613-619,2003
3) 松崎浩巳,徳橋泰明,星野雅洋:経椎弓根的椎体形成術.OS NOW Instruction 4,メジカルビュー社,東京,123-131,2007
4) 南里泰弘,山内大輔:骨粗鬆症性椎体圧壊へのBiopexの応用―脊椎圧迫骨折新鮮例に対する内視鏡的経皮経椎弓根的椎体形成術.J MIOS 3:9-19,2004
5) 杉山誠一,野々村諭香,細江英夫・他:ハイドロキシアパタイト顆粒を使用した脊椎椎弓根スクリュー固定の生体力学的研究.整形外科 53:605-610,2002
6) 武政龍一:高齢者骨粗鬆症性椎体骨折の問題点と対策.日整会誌80:957-969,2006
7) 富田誠司,金 明博,馬場一郎・他:骨粗鬆症脊椎の固定術に併用する骨補てん材の補強効果―リン酸カルシウムとHA stickの比較検討.日整会誌 80:S442,2006

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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