文献詳細
連載 医者も知りたい【医者のはなし】・32
文献概要
■まえがき
今回は有名な杉田玄白を書いてみたい.玄白のことは,有名な歴史家や学者が書いているが,私の友人で,福岡記念病院院長で脳外科医の高橋伸明氏の著書「杉田玄白探訪」の中に,杉田家は「隠れキリシタン」であったと書かれている.この根拠は,高橋氏の奥様のご出身が因幡(鳥取県)の田中家で,そこに杉田玄白の娘・八百が嫁いでいて,高橋氏は田中家が「隠れキリシタン」であり,また杉田家もそうである証拠を多く発見され,『解体新書』の表紙の絵を見ても「隠れキリシタン」であることがわかると著書の中に述べられている.また2006年5月に大分県中津市で開催された日本医史学会で,高橋氏は杉田玄白が「隠れキリシタン」であったことを発表された.
今回は有名な杉田玄白を書いてみたい.玄白のことは,有名な歴史家や学者が書いているが,私の友人で,福岡記念病院院長で脳外科医の高橋伸明氏の著書「杉田玄白探訪」の中に,杉田家は「隠れキリシタン」であったと書かれている.この根拠は,高橋氏の奥様のご出身が因幡(鳥取県)の田中家で,そこに杉田玄白の娘・八百が嫁いでいて,高橋氏は田中家が「隠れキリシタン」であり,また杉田家もそうである証拠を多く発見され,『解体新書』の表紙の絵を見ても「隠れキリシタン」であることがわかると著書の中に述べられている.また2006年5月に大分県中津市で開催された日本医史学会で,高橋氏は杉田玄白が「隠れキリシタン」であったことを発表された.
参考文献
1) 高橋伸明:杉田玄白探訪.梓書房,2006
2) 片桐一男:杉田玄白.吉川弘文舘,1971
3) 吉村 昭:冬の鷹.新潮社,1976
4) 井上清恒:医人の探訪.内田老鶴圃,1991
5) 橘 輝政:日本医学先人伝.医事薬業新報社,1969
6) 日本医史学会所蔵:先哲名医肖像.日本医史学会,1999
7) 杉田玄白著,緒方富雄(校註):蘭学事始.岩波文庫,1959
8) 鷲尾 厚:解体新書と小田野直武.翠楊社,1980
掲載誌情報