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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科44巻12号

2009年12月発行

文献概要

連載 手術部位感染の基本・9

SSIサーベイランス

著者: 小林美奈子1 毛利靖彦1 大北喜基2 楠正人12

所属機関: 1国立大学法人三重大学大学院医学系研究科生命医科学専攻病態修復医学講座先端的外科技術開発学分野 2国立大学法人三重大学大学院医学系研究科生命医科学専攻消化管・小児外科学分野

ページ範囲:P.1226 - P.1229

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SSIサーベイランスとは

 サーベイランスは「特定の疾患や出来事についての発生分布や原因に関するデータを収集,統合,分析する組織的な手法であり,結果を改善することができる人々に必要な情報を提供できることを目的とする」と定義されている.手術部位感染(SSI)サーベイランスはSSI発生に関するデータを収集し,感染率の計算など解析を行って,その結果を現場にフィードバックする活動である.サーベイランス自体は定義上ここまでであるが,現場ではそれに基づいて対策を施し,さらにサーベイランスを継続する.そして究極的には感染率の低下という結果を得るところまでを含めてサーベイランスと考えたほうが妥当である.

参考文献

1) Condon RE, Schulte WJ, Malangoni MA, et al:Effectiveness of a surgical wound surveillance program. Arch Surg 118:303-307, 1983
2) Cruse PJ, Foord R:The epidemiology of wound infection. A 10-year prospective study of 62939 wounds. Surg Clin North Am 60:27-40, 1980

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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