icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科44巻5号

2009年05月発行

文献概要

誌上シンポジウム プレート骨接合術―従来型かLCPか

Locking Compression Plateの理論と有用性

著者: 田中正1

所属機関: 1君津中央病院

ページ範囲:P.435 - P.440

文献購入ページに移動
 骨折治療におけるプレート法はロッキングプレートにより大きく変わってきた.ロッキングプレートは角度安定性を有する全く新しい概念のインプラントであり,従来のプレート手技で臨むと思わぬピットフォールに陥ることがあり,その特徴をよく理解して使用する必要がある.プレート固定を行う場合は,その骨折が必要とする生体力学的な固定原理やプレートのどの機能を適用するのかを決めることが最も重要で,「どのようなプレートを使うか」ではなく「どのように使うか」を常に考えなければならない.

参考文献

1) 橋本晋平,桜木哲太郎,木全則文:脛骨近位部骨折におけるロッキングプレートの有用性.JMIOS46:55-63,2008
2) 衣笠清人,北村亜以:上腕骨遠位部骨折におけるロッキングプレートの有用性.JMIOS46:17-25,2008
3) 清重佳郎:橈骨遠位端骨折に対するロッキングプレートの有用性.JMIOS46:32-39,2008
4) 小林 誠,松下 隆:上腕骨近位端・骨幹部骨折に対するMIPO.JMIOS46:10-16,2008
5) 峰原宏昌,中村光伸,内野正隆:橈骨遠位端骨折に対するプレート法―ロッキングプレートを用いたMIPO.JMIOS46:40-45,2008
6) 長野博志:ロッキングプレートを用いたピロン骨折の治療.JMIOS46:64-69,2008
7) 大塚 誠,田中 正:骨折に対するminimally invasive plate osteosynthesisの適応と実際.リウマチ科34:398-403,2005
8) Ruedi TP, Buckley RE, Moran CG:AO Principles of Fracture Management. 2nd expanded ed. Thieme, Stuttgurt 2007
9) 佐藤 徹:ロッキングプレートのコツとpitfall・その対処法.JMIOS46:76-84,2008
10) 澤口 毅:Locking Plate Systemの理論.整・災外47:1257-1265,2004
11) 澤口 毅:ロッキングプレートを用いた大腿骨骨幹部~遠位部骨折の治療.JMIOS46:46-54,2008
12) 高田直也:ロッキングプレートを用いた上腕骨近位端骨折の治療.JMIOS46:2-9,2008
13) 田中 正,豊根知明,加藤大介・他:Plate法の歴史.整・災外47:1231-1238,2004
14) 田中 正:プレート固定法の変遷とロッキングプレート.日本整形外科学会企画・監修.整形外科卒後教育研修用ビデオ(Banyu Video Library),2006
15) 田中 正,大塚 誠:ロッキングプレートを用いた下肢長管骨骨折の治療.JMIOS46:70-75,2008
16) 田中 正(監訳):AO法骨折治療 Internal Fixators―LCPとLISSによる内固定.医学書院,東京,2008(Wagner M, Frigg R:AO Manual of Fracture Management Internal Fixators:Concepts and Cases using LCP and LISS Thieme, Stuttgart)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら