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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科44巻5号

2009年05月発行

文献概要

誌上シンポジウム プレート骨接合術―従来型かLCPか

Locking Compression Plateの適応と正しい使い方

著者: 澤口毅1

所属機関: 1富山市民病院整形外科・関節再建外科

ページ範囲:P.441 - P.447

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 Locking Compression Plate(LCP)は,スクリューとプレートがロッキングすることにより強固な固定が得られ,また骨にプレートを密着して固定する必要がないなどの利点がある.そのため骨幹部や骨幹端部粉砕骨折,骨粗鬆の高度な骨折,人工関節周囲骨折,関節部骨折,MIPO法,骨切り術によい適応がある.しかし,スクリューヘッドのネジ部分とプレート孔のミゾ部分がかみ合ってロッキングしないと固定力が著しく損なわれる.良好な固定を得て,その利点を生かすには,手技上の注意点に配慮して正しく使用することが重要である.

参考文献

1) Gautier E, Sommer C:Guidelines for the clinical application of the LCP. Injury 34 Suppl 2:S B63-76, 2003
2) Frigg R:Development of the locking compression plate. Injury 34 Suppl 2:S B6-10, 2003
3) Perren SM:Evolution of the internal fixation of long bone fractures;The scientific basis of biological internal fixation:Choosing a new balance between stability and biology. J Bone Joint Surg Br 84:1093-1110, 2002
4) Staubli AE, Simon CD, Babst R, et al:TomoFix:a new LCP-concept for open wedge osteotomy of the medial proximal tibia--early results in 92 cases. Injury 34:B55-62, 2003
5) Wagner M:General principles for the clinical use of the LCP. Injury 34 Suppl2:B31-42, 2003

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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