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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科45巻1号

2010年01月発行

文献概要

臨床経験

経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術の経椎間孔アプローチと椎弓間アプローチ併用によるL4/5 down-migrateヘルニア摘出

著者: 中村周1

所属機関: 1伊藤整形・内科クリニック整形外科

ページ範囲:P.83 - P.86

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 大きく移動しているヘルニアは経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術(PELD)経椎間孔アプローチの適応外であるが,L4/5の大きく尾側移動しているヘルニアをL4/5の経椎間孔アプローチとL5/Sからの椎弓間アプローチを併用することでPELDで摘出し得た.腰仙前屈位で2つのアプローチの併用で,L5背側のほとんどの範囲に到達でき,また,ヘルニア基部を断っているので,容易に移動部分を摘出できる.MEDと比べ今回の方法は,非常に小さい侵襲で遂行できるため,有用であると考える.

参考文献

1) Choi G, Lee SH, Raiturker PP, et al:Percutaneous endoscopic interlaminar discectomy for intracanalicular disc herniations at L5-S1 using a rigid working channel endoscope. Neurosurgery 58:59-68, 2006
2) 出沢 明,金 民世,金森康夫:後方内視鏡腰椎除圧術の要諦.日整会誌82:1063-1070,2008
3) 伊藤不二夫:経皮的内視鏡下椎間板ヘルニア摘出術―3つの手術法と適応.中部整災誌51:1053-1061,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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