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『超音波でわかる運動器疾患―診断のテクニック』―皆川洋至●著 フリーアクセス
著者: 史野根生1
所属機関: 1大阪府立大学大学院・総合リハビリテーション学部
ページ範囲:P.1157 - P.1157
文献購入ページに移動超音波画像診断は,リアルタイムの生体内組織観察が可能で,無侵襲であり,容易に反対側正常画像が得られるので,病的画像の解釈が容易である.以前より,スポーツ整形外科分野においても肩腱板損傷など浅層部位診断に用いられてきた.しかしながら,画像が不鮮明で,具体的表現力に乏しかった.想像力不足の小生などは,全く理解できず,興味をなくしてしまっていた.ところが,2008年に,とあるスポーツ医学の学会の展示ブースで某社の超音波診断装置の作り出した画像に目が釘付けになった.それまでの漠然とした超音波画像と全く違い,鮮明な画像が呈示されていた.センサーの精度向上とコンピューターの演算技術の進歩・普及を考慮すれば,当然の成果と説明を伺った.問題なく診断に使用できるレベルに達していた.その場で,著者の皆川先生とも初めてお会いし,先生の超音波画像診断に対する造詣の深さに感心した.その先生が運動器疾患のための超音波画像診断の本を出版された.
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