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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科45巻5号

2010年05月発行

文献概要

誌上シンポジウム 整形外科医の未来像―多様化したニーズへの対応

運動器リハビリテーションのめざすもの

著者: 藤野圭司1

所属機関: 1藤野整形外科医院

ページ範囲:P.401 - P.405

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 高齢社会の急速な進行に伴い,運動器リハビリテーション(以下,リハ)の役割は疾患治療のみならず,転倒予防や寝たきり防止,さらに要介護者へのリハまで急速に広がっている.運動器不安定症やロコモという新しい概念も登場した.適切なリハを継続することにより介護度の維持・継続が期待できることもわかってきた.また地域連携パスによる病診連携も今後の重要な課題となる.ただ運動器リハ施設,また治療ガイドラインなども,急速に拡大するニーズに十分に対応しきれていないのが現状である.早急な整備が望まれる.

参考文献

1) 藤野圭司:運動器不安定症.リウマチ科37:566-573,2007
2) 藤野圭司:要介護者へのロコモーショントレーニング.臨床スポーツ医学1:49-54,2010
3) 藤野圭司:日常診療におけるロコモの現状と対策.THE BONE1:73-76,2010
4) Fujwara S, Kasagi F, Masunari N, et al:Fracture Prediction from bone mineral density in Japanese men and women. J Bone Miner Res 18:1547-1553, 2004
5) 中村耕三:超高齢社会とロコモティブシンドローム.日整会誌81:174-180,2008

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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