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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科45巻7号

2010年07月発行

文献概要

調査報告

地域住民における運動器不安定性の疫学調査

著者: 細川高史1 山本敦史1 大澤敏久2 小林勉1 飯塚伯1 佐藤直樹1 佐藤貴久1 西野目昌宏1 米本由木夫1 高岸憲二1

所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科医科学専攻器官機能制御学整形外科学 2国立病院機構高崎病院整形外科

ページ範囲:P.597 - P.601

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 地域住民525人(男性193人,女性332人,平均年齢61.9歳)を対象とし,運動器不安定症の診断基準に基づき「開眼片脚起立試験」,「3m timed up and go test」を施行した.いずれか1項目を満たす者を「運動器不安定性」ありと定義し,運動器不安定性の有無で2群に分け比較検討を行った.運動器不安定性は全体の21.7%に認められ,65歳未満の4.5%,65歳以上の42.4%に該当した.性差はなく,整形外科的愁訴,内科疾患との関連性を認めた.

参考文献

1) Cote P, van der Velde G, Cassidy JD, et al:The burden and determinants of neck pain in workers:the Bone and Joint Dacade 2000-2010 Task Force on Neck Pain and Its Associated Disorders. Spine 33:60-74, 2008
2) 伊藤博元:運動器不安定症の概念.整・災外50:5-9.2007
3) 笠原美千代,山崎裕司,横山仁志・他:高齢患者における片脚立位時間と膝伸展筋力との関係.体力科学50:369-374,2001
4) 阪本桂造:高齢者におけるバランス機能訓練の意義と効果.整・災外45:723-730,2002
5) 坂田悍教,土居通哉,細川 武・他:運動器不安定症と地域在住高齢者の体力.埼玉圏央リハ会誌7:15-19,2007
6) 吉村典子:ロコモティブシンドロームとメタボリックシンドローム.メディカル朝日3:22-23,2009

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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