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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科46巻1号

2011年01月発行

文献概要

連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・3

足部(2)

著者: 山本惠太郎1 帖佐悦男1

所属機関: 1宮崎大学医学部整形外科

ページ範囲:P.52 - P.55

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診断のポイント

 先月同様に足部の障害である.本例の診断のポイントは,まず,問診による詳細な病歴や自覚症状(安静時痛の有無など)の聴取である.次いで,外見上での腫れの有無やアライメント異常(外反母趾や扁平足など)を診て,動作時またはストレッチ時痛などをチェックする.局所の圧痛を調べる場合は,患者の訴えた疼痛部位を最後に回し,丹念に診るべきである.次いで,画像検査として単純X線からエコー,CT,MRIなどで順次診断を進める.

参考文献

1) 門田 聡,長谷川惇,野口英雄・他:舟状骨骨軟骨障害に対する治療経験.日足外会誌29(2):69-74,2008
2) Kahn KM, Fuller PJ, Brukner PD, et al:Outcome of conservative and surgical management of navicular stress fracture in athletes. Am J Sports Med 20:657-666, 1992
3) Torg JS, Pavlov H, Cooley LH, et al:Stress fractures of the tarsal navicular. A retrospective review of twenty-one cases. J Bone Joint Surg Am 64:700-712, 1982
4) 鳥居 俊:舟状骨(足部)疲労骨折.臨床スポーツ医学20(臨増):166-172,2003
5) 横江清司,伊戸田仁:足舟状骨疲労骨折の診断と治療.日整スポーツ医誌21:58-63,2001

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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