文献詳細
文献概要
調査報告
良性骨腫瘍手術例における入院期間の検討―現在の診断群分類包括支払制度の問題点
著者: 永澤博幸1 岡田恭司2 千田秀一1 島田洋一1
所属機関: 1秋田大学大学院医学系研究科医学専攻整形外科学講座 2秋田大学保健学専攻理学療法学講座
ページ範囲:P.909 - P.912
文献購入ページに移動結果:上肢例の平均入院期間は10.2日,骨巨細胞腫を除く下肢例は18.5日,下肢骨巨細胞腫例は61.2日であり,特定入院期間超過例は上肢例で21.4%,骨巨細胞腫を除く下肢例で38.2%,下肢骨巨細胞腫例で100%であった.
まとめ:DPCにおいて良性骨腫瘍が含まれる診断群分類は,腫瘍の発生部位に関わらず一定の特定入院期間を設定しているが,腫瘍の発生部位に応じた特定入院期間の設定が望まれる.
参考文献
掲載誌情報