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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科46巻12号

2011年12月発行

文献概要

整形外科/知ってるつもり

ICD改訂と日本整形外科学会が果たす役割

著者: 加藤真介12

所属機関: 1日本整形外科学会ICD-11検討委員会 2徳島大学大学院運動機能外科学

ページ範囲:P.1144 - P.1147

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 ICDとはInternational Statistical Classification of Diseases and Related Health Problemsの略で,World Health Organization(WHO:世界保健機関)が作成した疾病および関連保健問題の国際統計分類である(通称は国際疾病分類).ICDは,WHOが制定している健康に関する様々な国際分類(The WHO Family of International Classifications:WHO-FIC)のなかで,International Classification of Functioning, Disability and Health(ICF),International Classification of Health Interventions(ICHI)とともに,その中心となっている(図1)1)

 ICDは1900年に国際死因分類として作成され,第6版(1948年)から疾病分類が含まれることとなり,現在の形で利用されるようになった2).ICD-10は1990年に決議された後,毎年改訂を繰り返し,現在出版されている最新版は2008年版である.ICD-10は本邦で使用されている診断名コードの基盤であり,WHO加盟各国で使用されている.従来日本の整形外科医にとってICDは日常診療とは関係ないと考えられてきたが,DPCが導入されて身近に接することとなってきた.

参考文献

1) http://www.who.int/classifications/en/
2) http://www.who.int/classifications/icd/en/HistoryOfICD.pdf
3) http://apps.who.int/classifications/apps/icd/icd10online/

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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