文献詳細
連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・11
文献概要
診断のポイント
本例は野球による肘関節障害である.診断のポイントは,まずは,問診による詳細な病歴や自覚症状(安静時痛の有無や特定動作時痛など)の聴取である.ついで,腫脹の有無やアライメント異常(外反肘や伸展障害など),動作時またはストレッチ時痛などをチェックする.局所の圧痛を調べる場合は,患者の訴えた疼痛部位を最後に診察することで,他の所見や異常部位の見逃しなどが起こらないようにする.ついで,画像検査として単純X線から超音波,CT,MRI検査などを実施することで鑑別診断を行う.
本例は野球による肘関節障害である.診断のポイントは,まずは,問診による詳細な病歴や自覚症状(安静時痛の有無や特定動作時痛など)の聴取である.ついで,腫脹の有無やアライメント異常(外反肘や伸展障害など),動作時またはストレッチ時痛などをチェックする.局所の圧痛を調べる場合は,患者の訴えた疼痛部位を最後に診察することで,他の所見や異常部位の見逃しなどが起こらないようにする.ついで,画像検査として単純X線から超音波,CT,MRI検査などを実施することで鑑別診断を行う.
参考文献
1) 木村友厚:関節内遊離体.今日の整形外科治療指針:p158,2000
2) 松浦哲也,柏口新二:肘関節鏡視下手術 ―遊離体摘出術を中心に.臨床スポーツ医学23(臨増):264-271,2006
3) 中村俊康,佐藤和毅,仲尾保志・他:離断性骨軟骨炎に対する肘関節鏡視下骨釘挿入術.日肘会誌11:191-192,2004
4) 山崎哲也:スポーツ選手の肘関節障害に対する鏡視下手術.Orthopaedics19:83-90,2006
掲載誌情報