臨床整形外科47巻11号

2012年11月発行

連載 整形外科最前線　あなたならどうする？・11

整形外科最前線　あなたならどうする？

著者： 川井豪¹ 伊藤芳毅¹ 小倉真治² 清水克時¹

所属機関： ¹岐阜大学大学院医学系研究科整形外科 ²岐阜大学大学院医学系研究科救急・災害医療

ページ範囲：P.1099 - P.1102

症例

患者：75歳，女性

現病歴：原付バイクを運転中に交差点で左側から来た軽自動車と出合い頭に衝突，10mほど飛ばされた．救急隊接触時に意識レベル・血圧の低下，右膝挫創，恥骨部に圧痛を認め，当院救命治療センターへ搬送となった．

参考文献

1) Hirvensalo E, Lindahl J, Kiljunen V:Modified and new approaches for pelvic and acetabular surgery. Injury 38:431-441, 2007

2) 伊藤博元，宮本雅史，白井康正：骨盤骨折の分類．骨折15：24-26，1993

3) Key JA, Conwell HE:Management of Fractures. Dislocations and Sprains. CV Mosby, St. Louis, 1951

4) 日本外傷学会・日本救急医学会(監集)初期治療ガイドライン第3版編集委員会(編集)：外傷初期診療ガイドライン．改訂第3版．へるす出版，東京，2008

5) 新藤正輝，杉本勝彦，堀池重治・他：骨盤環二重骨折の検討．骨折18：353-357，1996

6) 白井邦博，吉田隆浩，加藤久晶・他：当施設の骨盤骨折に対する基本的治療方針とその有用性．日本外傷学会雑誌26：218，2012