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文献詳細

雑誌文献

臨床整形外科47巻11号

2012年11月発行

文献概要

連載 成長期のスポーツ外傷・障害と落とし穴・24

頚椎

著者: 濱中秀昭1 帖佐悦男1

所属機関: 1宮崎大学医学部整形外科

ページ範囲:P.1103 - P.1106

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診断のポイント

 診断のポイントとしては,受傷機転などの詳細な病歴の聴取はもちろん,出生時からの斜頚の有無,外傷の種類(軽微な外傷か,高エネルギー外傷か),上気道炎など先行感染の有無,口腔咽頭の手術歴などの聴取は重要である.次いで,姿勢の異常,可動域制限や疼痛の誘発,胸鎖乳突筋内の硬結や頚部リンパ節の触知の有無,疼痛の部位(叩打痛の有無など),神経症状の有無などをしっかりチェックする.次いで画像診断としてX線,CT,MRIや血液検査で炎症反応の有無などチェックする.

参考文献

1) Fielding JW, Hawkins RJ:Atlant-axial rotatory fixation. J Bone Joint Surg Am 59:37-44, 1977
2) 濱中秀昭,久保紳一郎,黒木浩史・他:発症後1カ月以上経過した小児の環軸椎回旋位固定の3例.西日本脊椎研究会誌31:168-173,2005

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1286

印刷版ISSN:0557-0433

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